みんなの“夏を感じる一曲” アンケート🍉【楽曲重視編】

“マブダチたち”からヒアリングした恒例のアンケート特集夏を感じる一曲」の後編【楽曲重視編】です。ズバリ、耳にするだけで気分は夏全開となる楽曲が並びます。前回同様、ここでも誰一人選曲が被らない(笑)つくづく耳👂の想像力も個々に無限大だと思わずにいられません。ではではどぞー♫【レポート①K・Kさん 】私の青春ドストライクの夏ウタは、1986 OMEGA TRIBE<君は1000%です。キーボードの音色が美しいイントロ。カルロストシキの鼻に掛かった甘い歌声。あどけなさが残る特徴的なリズムの取り方(笑)…当時の私には全てが眩くて。そのうえ歌詞が倒れるくらいに素敵♥特に好きなのは「輝くハレーの雫さえ その髪に散りばめ~♬」のフレーズ。壮大な比喩が可憐な女性を際立たせています★余談ですがカラオケでよく彼の真似をしてました。特に英語歌詞のところ!ウケましたね(笑)
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▶いやー、カルロストシキの声、今聞いてもウケる!聴いてるこっちがなぜかこっぱずかしくてテレるというか(笑)。そう、ベタな少女漫画の香りがするんだよなー。Kちゃんは英語歌詞フレーズまでカラオケで披露してたなんて…バカウケ間違いなし!

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【レポート②O・Mさん 】わたしが“夏を感じる一曲” は、吉田美奈子<ラムはお好き?>(1976)。名盤<FLAPPER>に収録されてます。吉田美奈子が大好きだった…。うちの5軒隣のレコード屋で買った時の感じも何となく思い出す…。最近、Eテレのミニ料理番組「365日の献立日記」のオープニングに使われてて、久しぶりに聴いてちょっと嬉しかったなあ~


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▶はい、あたしにもMからこの<FLAPPER>を借りて、聴き惚れた10代の想い出がありまーす😊<ラム~>の歌詞には夏を匂わせる言葉は出てこないけど、ベル・エポックの時代の甘く華やかなロマンスの香りがして、何ともチャーミング★バックミュージシャンの顔ぶれがこれまた超豪華なんだわさー!

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【レポート③F・Tさん 】梅雨が終わり、蝉が鳴き始めると、かせきさいだぁ<じゃっ夏なんで>が聴きたくなります。はっぴいえんどの「夏なんです」をHIP-HOPにしたような曲。小説のような世界観が好みです。発売当時、HIP-HOPを聴かないような友人が「日本人で良かったわ、この曲を味わえて」と言っていたのが印象的でしたしかし風鈴も風情ではなく、近所迷惑のご時世になりましたが—💦


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梶井基次郎の「檸檬」がHIP-HOPに挿入されるとは!でも確かに「檸檬」のいたたまれなさの一人語りって、HIP-HOPそのものだね~。要は、いつの時代も若者は、自意識をどう消化するかで勝負してるんだな。

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【レポート④H・Rさん 】基本、音楽は洋楽派ですけど、季節しばりだとなぜか邦楽しか出てこない…💦春➡春一番が〜♫byキャンディーズ、冬➡冬のリビ~エラ〜♫by森進一、秋➡枯葉よ〜♫byナット・キング・コール(これは洋画(^-^;。だから夏は➡あー、夏休みぃ〜、ちょいと泳ぎ疲れ、胸にくぅーる、べいべー(1990)byチューブです(^^;;。歌のサビに季節名が入ってるってのがポイントですね(笑)。


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▶よりにもよってRがチューブ?めちゃ意表を突かれたわ(笑)。そして、季節しばりだとなぜか邦楽しか思い浮かばないのは、想像する際に言葉の比重が大きいんだろうね。ホント、聞いてみないとわからないねー。

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【レポート⑤N・Kさん 】夏を感じるアーティスト”で選びたいのが、ハワイ・オアフ島ノースショア生まれのJack Johnson 2005年、ミスドで流れてきた曲が気になり、聞き取れる歌詞からネットで調べて行き着いたアーティストです。その時の曲は<Sitting, Waiting, Wishing>(2005)。早速アルバム【In Between Dreams】も購入。以降、夏になれば必ずこのアルバムを車の中で聴いてます。木陰でビール飲み飲みボーっとハンモックに揺られながら聴けたら最高なのになぁ~🍺


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▶個人的には「2005年ミスドで…」ってくだりにウケた~。Kが愛煙家だった頃、毎朝出勤前に尾頭橋ミスドで時間ぎりぎりまで珈琲ブレイクしてたからさー(笑)、懐かしくて鼻の奥がツーンとしちゃったよー。そんなKも去年定年退職。ヘビースモーカーだった逸話も遠い昔ばなしに—。人生は無常だね~。

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【レポート⑥T・Yさん 】基本的に夏が得意ではなく、いつも夏空を仰ぎながら
「あ~早く秋にならないかな~」とぼやく私(笑)。よって夏への思い入れも特にないのですが…。唯一、ピン!ときたのが森山良子さとうきび畑(1969)。なんとなく晩夏を彷彿させる世界観だからか?と思って調べてみたら…ビックリ。【吹き抜ける風の中に聴こえた戦没者たちの悲しみの声…。静かに淡々と訴えかけていく反戦歌】―なんだとか。いったい私はどこに共鳴したのでしょうか???


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▶森山さん本人がレコーディングしたものの、歌詞への重責で30年間唄えなかったっていうくらいだから、むしろ曲の複雑な背景に、人知れず共鳴したんじゃね?あの一度耳にしたら忘れられない「ざわわ♫」のリフレインは、歌を越えた祈りだからなのかな…。

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【レポート⑦H・Aさん 】元々、暑いのが苦手&明るい性格でもないため、頭を捻っていたところ、ある交差点で信号が青に変わった瞬間に、「夏=Summer」ってことで、Donna Summerがひらめきました!広い音域を余すことなく使った圧倒的な歌唱力が魅力的な歌手。何より元気が出る。ここでは<MacArthur Park>(1978)を挙げておくことにします。都会的な曲想で、車窓を風景が流れていくような様は「中央フリーウェイ(松任谷 由実)」にも通じるように感じています。


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▶「夏=Summer」➡ドナ・サマーって、もう、ギャグ狙いかよー(笑)。とはいえ高校生の頃、ディスコ・クィーンの名で君臨していた彼女に興味はなかったが、いま聴き直すと、あまりの歌唱力に立ち眩みがしましたよ~。難しいカヴァー曲をじぶんのものにしちゃってて確かに“熱い”。やっぱドナ・サマー=夏でした♪

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【レポート⑧F・Kさん 】<夏をあきらめて>(1982)だなあー。サザンの名曲だけど、研ナオコのけだるい歌声が、泳いで疲れた夕方の夏にピッタリでよいわー。あとハイレグ水着とか、80年代がリアルタイムだった気分や風景も感じられて、懐かしさと今の歌にない大人の夏感が好きです。昔の若者って大人っぽいのに憧れがあって…早く大人になりたかった日々が思い出されるのよね。とはいえ季節に関係なく研ナオコは、実家から夜の国道を走らせながら聴く定番ソングです🚗


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▶そう、研ナオコは“晩夏”だよね~。しかも“挽歌”にも聴こえるというか…。鼻にかかった演歌声が、ギリギリのところでシティポップに転んで着地するよね。けっこう離れ技じゃね?上等な歌い手だと思うわ。

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【おまけ 】最後はちんぴらの夏うたです。実はあたしも夏は苦手💦早く重ね着がしたいよぉ~、と切に願うタイプ(笑)。そこで、キラキラした欧州の夏の終わりを切なく妄想するこの一曲で〆てみました。パーシー・フェイス・オーケストラ<夏の日の恋>あたしが生まれた年、1961年のグラミー賞受賞曲なのです


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前後編16曲。人に音楽あり、人に歴史ありでした~♫あー、楽しかった😊

PS 夏休みを1回挟み、次回は9/29に更新します