ちんぴら★ジャーナル 最終雑談

波乱の幕開けとなった2024年。いつにも増して正月気分が皆無なちんぴらでした…💦ただ、そんな中でも忘れられない美しい出来事と度々遭遇。せっかくだから雑談形式でまとめておきましょう♫

【①映画雑談】去年劇場で鑑賞した映画総数は68本…例年より少なめです。その中でベスト1を選ぶとすると…年の瀬に見た『ファースト・カウ』('19)でキマリですね!何と年を跨いですぐ、もう一度見直しに行き、さらに惚れました(笑)。舞台は西部開拓時代のオレゴン。貧しい料理人と中国移民の男が偶然出会い、盗んだ牛の乳を使ってドーナツ屋を始めたら大評判になり…という一攫千金ドラマ。とはいえ、デカい話をデカい声でがなり立てるハリウッドの一攫千金ものとは正反対な作りです。


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コンビを組む2人は、野心はあっても声音が低く穏やかで、何だか聖書の一節でも聴かされているような会話が続き、クスクス笑っちゃった😊そんなのんきな情景が繰り広げられているのに、絶えず不穏な空気も立ち上り、背中がゾワゾワ💦しかもラストでは、今まで出会ったことのない究極の友情を目撃できるというオマケつき👀監督のケリー・ライカート☟今最も注目している作家の1人。彼女の名前、ぜひ覚えておいてね!

【②書籍雑談】次も映画つながり。図書館で何気なく手に取った四方田犬彦『聖者のレッスン 東京大学映画講義が、面白すぎてこれまた速攻で2度読み返しました。東大の宗教学科の学生に向け、映画がいかに聖者を描いてきたかを説いた講義内容のダイジェスト版です。講義の文字起しなので語り掛けのリズムが心地良く、参照される作品を未見でも、映画が切り口となることで宗教に関してグッと近づくことができたんです。著者の噂に違わぬ博識ぶりに感嘆し、続いて『日本映画史110年』を購入!これを読まずに映画評を書いてたとは…思わず反省💦そのくらい極めつけの一冊でした👑

【③インテリア雑談】1年半前に引っ越ししてから、暮らし周りで保留にしていたのが冬用のカーテン。叔母から譲り受けた夏用のカーテンはお気に入りだけど、防寒&遮光性の観点で冬にはイマイチ。でもカーテンは部屋の印象を決めるキモとなるアイテムなので、ネットで実物を見ずに買う気にならず、放っておいたの。が、暮れに思い切って服地の大塚屋で布地を選び、オーダーすることに。想像通りの仕上がりで大満足となりマシタ~。ただ遮光性がカンペキすぎて、今年は朝寝坊が増えそう(笑)。

【④土産物雑談】今年もお正月から意表を突く土産をいただきました。まずはマブダチTから桜の枝木が到着🌸こんな季節にウチでちゃんと咲いてくれるかシンパイでしたが、蕾のほとんどが見事に開花しましたよ。1月にして早くも花見完了です🏁

唐突ですが、みなさんはまつのはこんぶをご存知?フグのだしで煮た1瓶5000円くらいする高級塩昆布らしいですわ💦マブダチMがお歳暮にもらったらしく、珍しいからとお裾分けしてくれたの~♫さーすが、持つべきものは心優しき友だちですね👍恐る恐る口にしたら…確かにめちゃウマイ。ついでに、1本いくらになるんだろう…物は試しにザックリ数えてみたら、1円75銭でした(笑)。お茶漬けになんてできないよぅ~

続きまして高級フルーツも入りました~。奈良へ行った帰りに立ち寄ってくれたマブダチAくんが、奈良の高級苺「古都華」を持参してくれたの。掌が半分隠れるくらいのでっかい🍓。このインパクトだけでも、大騒ぎだけど、一口かぶりついたら、あまりのうまさにマジに飛び上がったよ!1日1個、大事に大事に食べつくしマシタ~♬

【⑤写真雑談】世田谷美術館倉俣史郎のデザイン展が見たくて、お江戸へGO👣伝説の家具が勢ぞろいしてて、評判通りの見応えでした。そして今回の上京で一番大穴だったのは、東京都写真美術館「見るまえに跳べ 日本の新進作家 vol.20」で遭遇した淵上裕太(1987~)の作品でした。

上野に集まる人たちをライフワークとして撮り続けているシリーズがすごーくよかったの。正面から撮影された顔、顔、顔…。そのどれもに何とも言えない憂いが漂い、聖人たちのポートレートに見えちゃったんです。四方田さんの本を読んだばかりだったからかな(笑)。岐阜県出身。ちょっと追い駆けてみるわ。

【⑥旅計画雑談】暮れに、滋賀で暮らすマブダチIとメールでやりとりしてたら、ひょんなことから「久しぶりに旅でもするか!どこかで落ち合ってサクッと一泊二日はどう?」という流れに―。そうと決まれば後は駆け足🏃小学校の修学旅行以来足を踏み入れていない奈良が候補に挙がり、せっかくなら3月のお水取りに行こう~♬と即決め。宿もKEEP。東大寺の記憶すらまったくない奈良…ところでお水取りって一体なに?…今から勉強させていただきます(ぺこり)。


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【ご挨拶】さて、丸8年間続けてきたちんぴら★ジャーナルですが、今回をもって終了する運びとなりました。その時々のじぶんの関心事をちゃんとした読み物になるよう、月2発行の雑誌ノリで綴ってきましたが、正直言って調べながら書き続けるのはけっこうタイヘンでした💦もしかしたら、忘れ難い映画と出会ったら、その感想だけはこそっと書くかもしれませんが、一旦はこれにて閉幕。みなさん、ごきげんよう