なぜかつながる“高知県”🍋
大人美術部のメンバーKさんは高知県足摺岬出身。でも、成人前から故郷を離れ、名古屋暮らしの方がうーんと長く、誰よりもベタな名古屋弁が板についてる名古屋大好き人間なの(笑)。一方、名古屋しか知らないあたしは、長年、Kさんを通じて未知の高知にちょっとしたシンパシーを感じ続けているから面白い😊もちろん9月で終了したNHK朝の連続テレビ小説『らんまん』も毎日楽しみにしていたよー。
ドラマ<らんまん>で高知つながり
『らんまん』は高知県出身の植物学者・牧野富太郎の人生をモデルにした物語。安藤百福をモデルにした『まんぷく』以来、かなり前のめって見通したわ📺朝の連ドラは、男性主人公の方がトンデモ生涯の幅が広く、見どころが多い気がするんだよね。建築家・内藤廣が手掛けた牧野富太郎記念館は、年金生活になったら行きたい場所の一つだし♫
主人公万太郎を取り囲む人間模様はどれも魅力的だったけど、一番のお気に入りは東大の研究室で出会い生涯のマブダチになった藤丸と波多野。小学校しか出ていない万太郎に比べたら、ふたりは正真正銘のエリート。でも早くから万太郎の才能に強く惚れ込み、応援を惜しまないの。そんな彼らの前に立ちはだかる、当時のアカデミックな世界のヒエラルキー描写がこれまたエグくて、今も昔も“研究者あるある”だと思ったなあ。
<皿鉢料理>で高知つながり
研究者の生態と言えば、50代のときに5年間だけ国立大学でバイトをしていた経験があるの。高卒のあたしはそこで人生初の研究者接点を持ったんだけど、変わり者揃いでなかなか面白かった。僭越ですがじぶんと同じ匂いがするというか…(笑)。しかも仲良しになったM教授が高知出身!さらにM教授つながりで、大学の高知県人会仲間で開いているカツオの会を知り、そこにしれーっと参戦するようになったのであります♫
カツオの会は初鰹と戻り鰹の年二回集います。今年の戻り鰹は、高知出身のオーナーが予約制で皿鉢料理を出してくれるお店<実家カフェ・山田>で開催。ホント、名前の通り実家へ帰ったみたいに寛げて、ええかんじなの~。
ところで「皿鉢(さわち)料理」はご存知?海・山・川と、自然の食材に恵まれた高知の郷土料理のこと。あたしも知らなかったんだけどさー、とにかく美味いものを大皿にどっさり盛り付け、大勢の来客をもてなした、土佐人の心意気が生んだ料理らしいのよ。ほーら、こちらが今回の盛り合わせ👇否が応でもテンションあがる絵でしょ😊
反対側には鰹のたたきが並びます。皿には、たたきなどの生ものの他、煮物、和え物、揚げ物、果物、お寿司と、笑っちゃうくらい脈絡なくなんでも盛り盛り!どうやらここに、手作りの羊羹やおはぎなどの甘い物(!)まで並ぶのが正統派らしいよ。おもてなし料理でありながら、この華やかな大盛り一皿であとはほったらかしにでき、もてなし側もいっしょに飲み食いできる極めて合理的な宴会形式…あたしもいつかやってみたい
甘めな酢飯で作った田舎寿司がどれも美味しい♫子供からお年寄りまで、どの世代にもウケそう。もちろん酒のつまみにも◎全体に彩りよく&にぎやかにがポイントね!
カツオの会は退職された元プロフェッサーもいらして、本来なら場違いなあたしに敷居は高いはずですが…なぜか毎回話が尽きない。桂浜を見下ろす高台に立つ坂本龍馬像がどっちを向いているかなんて、普段ならヒーロー神話に興味のないあたしなのに、理系男子たちの温度低めの会話だと、ツイ耳を傾けたくなるから不思議。10年以上継続している歴史ある会で、開催の詳細をExcelにまとめて運営してるのも笑える~😊そっかー、みなさん、先生稼業だったわー。次回では数学の質問でもしてみよーっと(笑)。
<マブダチ夫婦>で高知つながり
冒頭でご紹介した大人美術部のメンバーKさんは、あたしの高校からのマブダチMのダンナ。そう、夫婦で仲良し、ほぼ親戚状態です。で、ツイ最近も、足摺岬の実家まで遠路はるばる帰省していたらしく、高知土産をいただきましたー!そう、帰省の度に買って来てくれる土産ものを通しても、高知と近づいているわけね。Kさんの大好物の<焼鮎もなか>、めちゃうまかったよー。
7年ほど前には、ふたりの息子のS太が、1カ月かけてお遍路巡りしていた様子を、行く先々の画像で共有してもらい、LIVE感を大いに味わったっけ。88か所、見事にコンプリート!そんなS太も結婚して今や一児の父親になってんだから、まあびっくりですわ(笑)。そろそろ妄想だけでなく、やっぱあたしも現地に行かないとねっ😊
というわけで、1週間くらいかけて、みんなで高知&四国遠征旅行に行くのがこの後の人生の愉しみの一つ。とりあえず、65歳を迎える3年後に照準を合わせてるんで、それまで世界が平和でありますように―。
PS 次回は11/29に更新します